季報『唯物論研究』104号 特集「アニメ批評のエクソダス」刊行!

●季報『唯物論研究』刊行会は、若い執筆陣を中心に、「アニメ批評とは何か」という問題意識から、2008年6月に季報『唯物論研究』104号、特集「アニメ批評のエクソダス」(責任編集:倉橋克禎+塩沢由典)を刊行する。

 昨今、アニメ作品の年間製作本数は二百を超え、市場に商品が氾濫する一方、アニメに対する宣伝こそあれ、批評というものはほとんどなされおらず、宣伝に成功した作品だけが売れ、良き作品は一部で話題になるだけで消えていく状況にある。良き作品が評価されなければ、アニメ業界はこれより後しぼんでゆくばかりになってしまうと、刊行会は警鐘を鳴らす。

 特集では、そのような状況を打破すべく、アニメ批評を始めるための準備として、まだ生まれていない「アニメ批評そのもの」を問う。「エヴァ以後」をひとつの参照枠として、この十年のアニメ言説を捉えるため、アニメーション演出家の山本寛氏と、現代娯楽文化評論家の更科修一郎氏を迎え、これまでのアニメ言説について検討を行い、なおかつ文化研究の清水知子氏や作編曲家の高山博氏をはじめとした諸氏による、新しいアニメ批評への挑戦が行われている。

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【特集目次】
○ アニメ批評のエクソダスに向けて
○ アニメ批評家はまだ生まれていない――山本寛インタビュー
○ ぼくとセカイのはじまるところ/大久保ゆう
○ アニメ批評宣言に向けて――時間の縮減の弁証法について/倉橋克禎
○ トランス・ジャンル・クリティークに向けて/塩沢由典
○ ナチュラリストと〈漫画映画〉の時代――
   動物をめぐるトランスナショナルな想像力/清水知子
○ 消費環境整備としての批評――
   ジャンルの最適化を抑止する批評の不可能性/更科修一郎
○ 僕と君と美しきセカイ――アニメ主題歌批評試論/高山博
○ 現代社会を反映するアニメ――
   “00”年代に求められる《自己変革-教育》/山本貴之
○ レポート:CGアニメーションの現状と将来の可能性/沖本真也
○ 萌えないゴミと萌えるゴミ――
   二〇〇七年のアニメ周辺を振り返る/十河にえ
○ 巻末:まっすぐな語りはどこにあるのか――アニメ批評地図

【書籍データ】
○ A5判 240ページ(特集:175ページ)
○ 価格:1,200円(+送料)
○ ISSN 0285-2993

【購入方法】
○ 店頭販売では、以下の書店が取り扱いを予定しています。
 ・模索舎(東京都新宿区)
 ・京都大学生協BOOKSセンタールネ(京都府左京区)

○ また、6月23日(月)より、以下のネット書店でも取り扱いを予定。
 ・libroria.net(http://www.libroria.net/

 ※一般向けの販売部数は、1000部を予定しています。

【お問い合わせ】
 季報『唯物論研究』104号 ネット販売係(大久保)
 http://d.hatena.ne.jp/bs221b/20080617

[プレスリリース]

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