[レポート]TAF2010 『宇宙ショーへようこそ』トークイベント

2010年3月27日(土)15:30~ アニプレックスブースにて開催された『宇宙ショーへようこそ』トークショー in TAF2010。

司会者挨拶の後、監督:舛成孝二さん、 キャラクターデザイン・作画監督:石浜真史さん、場面設計・プロダクションデザイン:竹内志保さん、プロデューサー:落越友則さんが登壇。

司会者が「作り手の皆にお越し頂いたので、コアな話を今日はお聴きしたい」と語り、トークショーがスタート。

まずは、さわりの部分だけですが『宇宙ショーへようこそ』の映像を上映。

台本上では、映像を見ながらトークをしても良い設定だったが、スタッフ全員映像に見入ってしまうほど完成度の高い映像となっていた。また、会場に来ていたお客さんも「この映像は、初めて見た」という方が多かったようだ。

次に、“上映された映像を踏まえつつ、スタッフ各々のお仕事がどういう物で、お仕事の立場上どの部分を見て欲しいのか”のトークが行われた。

宇宙ショーへようこそ

司会者「まずは監督から」

舛成監督「とにかく時間がかかったんですよ。4年半。まぁ、ごったごったしました(笑)。その甲斐もあって、自信が持てる物が出来たんで、何も言わず黙って見て楽しんで貰いたいなと思っております。」

司会者「僕も、試写で見させて頂いたのですが、誰でも楽しめますね!これは。凄いとおもいました!」

司会者「続いてはキャラクターデザインの石浜さんから、キャラクターデザインとは、具体的にはどういったお仕事をするのでしょうか?」

石浜さん「出てくるキャラクターを0から作るところですね。」

司会者「そういうのは、やっぱり監督から「こう言うのにして・・・」と詳細にあるわけですか?」

石浜さん「最初はやっぱり軽くあるんですけどね、後はある程度物を作り出すと、“もう楽しく創って良いよ”というようなノリをくれるんですよ。なので、子供たちもどう楽しく書いていけば、どう出来上がっていくっていうような。」

司会者「続いては、プロダクションデザインの竹内さん。プロダクションデザインとは、どういう感じの・・・」

竹内さん「自分でもよく分からないんですけど(笑)。要は監督が色々と言った事に対して、こういう場面を作って欲しいとか、こういう場所が欲しいんだけど、ここでこういう世界観が欲しいんだけど、っていうのを、まあ、実際僕一人じゃないんですけど、Okamaさん、神宮司さんと3人で、あーでもないこーでもないと、ものすごくいっぱい書いて・・・。その中で大体3分の1ぐらいですね。使われているのが。ほとんど使われてない。」

司会者「えーっ!使われてない!?」

竹内さん「話もずいぶん変わっていったし(笑)。」

司会者「その中から、竹内さんの見どころみたいな所はありますか?」

竹内さん「やっぱりキャラですね(笑)」

司会者「キャラなんですか!?(笑)」

竹内さん「結局キャラなんですよね(笑)。僕らは大道具とか小道具とかそう言う仕事なんで。アニメの中で。」

司会者「続いては、プロデューサーの落越さん。プロデューサーとはどういったお仕事になるんでしょうか?」

落越さん「企画のスタートの所で、こういった作品を作りたいみたいな、ホントに初期の所から、舛成さん、石浜さん、倉田さんとかと一緒に、映画の種みたいなものから作る所からやっています。」

司会者「映画の種みたいな部分ってどんな感じだったんですか?」

落越さん「小学生の子供で冒険したいみたいな。」

司会者「その台詞だけ抽出すると恐いですけど(笑)。そこから宇宙にいくという・・・」

落越さん「“SF物の映画らしい映像にしたい”という所は、最初の所がありますね。」

司会者「落越さんから見て、ここはボクの中で一番来たなというシーンはありましたか?」

落越さん「そうですね、シーン的には冒頭からのゆったりした、キャラクター達が暮らしているシーンとかは、その後の大きなドラマのうねりを考えると、非常に良いキャラクターを見せられる映像になっているなと思いますね。」

第60回ベルリン国際映画祭ジェネレーション部門(Kplus)のノミネート作品でもある『宇宙ショーへようこそ』。スタッフ挨拶&見どころトークの後、このベルリン国際映画祭に行った時の様子が写真とともに紹介された。

宇宙ショーへようこそ

ドイツでの日本アニメの反応について監督は「そこら辺が難しいのかな、一応アニメファンはいるが、ドイツの映画人口の中の少数。ベルリン映画祭は、ドイツの一般の方が見る映画祭なので、普通の映画として見られましたね。」とのこと。

宇宙ショーへようこそ 

ドイツで、アニメ雑誌の取材を受ける舛成監督。「めちゃめちゃ借りてきた、猫のようになっているじゃないですか!」と司会者から突っ込みを受ける。

この後も、ベルリン映画祭での楽しい話は続いたが、時間も押し迫ってきたという事もあり、最後にスタッフ各々からのコメントで締められる事となった。

落越さん「ようやく、6月に公開するという事を皆さんにお伝えする事が出来る段階になりました。映像の迫力ですとか、音響ですとか色んな物を含めてスクリーンで見て頂くために作って頂いた物ですので、是非お近くの映画館に寄って頂いて、6月、劇場で皆様のお顔を見られるのを楽しみにしております。是非宜しくお願いします。」

竹内さん「時間がかかったコンテだったので、読んだ時、コンテが上がって時点で面白かったので、後はこれを映像にするだけなんだと。まさに、今までの作品の舛成孝二の集大成だと思います。是非とも見てください。」

石浜「死んじゃうんじゃないかと思うくらい頑張って、舛成さんの魂の映像だと思いますので、面白いに決まってますので、是非見てください。宜しくお願いします。」

舛成監督「映画作るのに、凄く沢山の人が関わってくれてまして、関わってくれていた人それぞれに、無茶苦茶なポテンシャルを使わせてしまって、廃人になりそうな奴もいたんです。でも最後まで頑張ってくれて、ちゃんと映像にまで結びつけて。まだ皆さん役者とかの会話も、ちゃんと聞けてないと思うんですけど、ホント見ると子供欲しくなりますよ(笑)。かわいくてしょうがない!(笑)というぐらい、良い物が出来たなと思っていますので、とにかく見てください。お願いします!」

宇宙ショーへようこそは、2010年6月より 新宿バルト9、シネ・リーブル池袋、渋谷シネクイント、立川シネマシティほかにて全国ロードショー!。

**********

宇宙ショーへようこそ 
(C)A-1 Pictures/「宇宙ショーへようこそ」製作委員会

◇映画公開情報◇
『宇宙ショーへようこそ』
・2010年6月より 新宿バルト9、シネ・リーブル池袋、
 渋谷シネクイント、立川シネマシティほかにて全国ロードショー

<作品概要>
 
都会の喧騒から離れ、美しい自然に囲まれた小さな村、村川村。小学校の全校生徒は、町から転校して来たばかりの小山夏紀を入れてもわずか
五人。それでもみんな仲良く元気に毎日を過ごしていた。

そして夏休み、恒例の子どもだけの合宿で学校に集まった夏紀、周、康二、倫子、清の五人は、行方不明になったうさぎのぴょん吉を探しに裏山へと足を踏み入れる。

だがぴょん吉の代わりに彼らが見つけたものは謎の巨大なミステリーサークルと、その脇でケガをして横たわっていた一匹の犬。夏紀たちは犬を連れ帰り、手当てをすることにしたが、何と彼は犬ではなく、惑星プラネット・ワンからやって来た宇宙人だったのだ。はるか2100 万年光年の彼方から地球を訪れた彼、ポチの目的とは? 小さな村の子どもたち五人と一匹の宇宙人が繰り広げる宇宙最大の冒険がいま幕を開ける!

<スタッフ>
○監督:舛成孝二
  「R.O.D-READ OR DIE-」監督、「かみちゅ!」監督
○脚本:倉田英之
  「R.O.D-READ OR DIE-」原作・脚本
  「かみちゅ!」脚本
  「かんなぎ」シリーズ構成)
○キャラクターデザイン・作画監督:石浜真史
  「時をかける少女」作画監督
  「R.O.D-READ OR DIE-」キャラクターデザイン・作画監督
○音楽:池 頼広
  「相棒シリーズ」「僕の初恋をキミにニ捧ぐ」
  「FREEDOM」「BLOOD THE LAST VAMPIRE」)
○制作:A-1 Pictures
  「おおきく振りかぶって」「かんなぎ」「黒執事」
○製作:「宇宙ショーへようこそ」製作委員会
○配給: アニプレックス

(C)A-1 Pictures/「宇宙ショーへようこそ」製作委員会

 

宇宙ショーへようこそ 公式サイト:
http://www.uchushow.net/

| イベント情報 |
[レポート]TAF2010 『宇宙ショーへようこそ』トークイベント
この記事へのコメント

コメントを残す





NGワードが含まれている・日本語が含まれていない場合は投稿することができません。