映画『グスコーブドリの伝記』完成報告会見 オフィシャルレポート到着

グスコーブドリの伝記

4月4日(水)明治記念館 若竹の間にて、7月7日(土)より公開となる映画『グスコーブドリの伝記』の完成報告会見が行われました。当日は、本作品の主人公ブドリ役の小栗旬さん、ブドリの最愛の妹ネリ役の忽那汐里さん、イーハトーヴの高名な学者クーボー博士役の柄本明さん、そして杉井ギサブロー監督が登壇し、完成報告会見を行いました。

登壇した4名は本作にかける情熱や本作の見どころ、アフレコ裏話など熱く語りました。また、小田和正さんの「生まれ来る子供たちのために」が本作の主題歌に決定したことをサプライズ発表いたしました。

記者からの質疑応答では、時間内に収まりきらないほど多くの質問が寄せられ、注目の高さがうかがえました。

最後のフォトセッションは、本作の舞台であるイーハトーブの美しい自然を思わせる緑鮮やかな庭園で行い、バックに見えるしだれ桜が華やかさを添えていました。

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MC:(小栗さんへ)宮沢賢治原作の『銀河鉄道の夜』を小さい頃ご覧になりすごく印象に残っていたとお伺いしましたが、その『銀河鉄道の夜』のスタッフが結集して手掛ける最新作。最初にこの作品への出演のお話がきたときは、どのようなお気持ちでしたか?

小栗さん『銀河鉄道の夜』を小さい頃観まして、ジョバンニなどのキャラクターがすごく印象に残りました。オファーを受けてうれしい反面、不安もありました。でも杉井監督がつくったアニメ「タッチ」が大好きで、今回いっしょにお仕事ができて本当にうれしかったです。

MC:(忽那さんへ)本作品が声優初挑戦ということですが、いかがでしたか?

忽那さん:正直なにかもが初めてで、とても緊張しました。地声が低いので、監督に「もっと幼く」と言われて大変でした。画面を見ながら演技をするというのはとても新鮮でした。

MC:(柄本さんへ)ブドリの人生に大きな転機を与える、まさに本作品の鍵を握る役どころですが、演じられていかがでしたか?

柄本さん:声優の仕事はあまりしたことがないんですよね。監督に導かれながら演じました。

MC:ついに完成されましたが、今の率直なお気持ちを聞かせてください。

杉井監督企画から5年で、やっとこの作品を皆さんに観ていただけることを大変うれしく思います。たとえば子どもが生まれるのは、こういうことかと感じました。先ほど柄本さんが導かれてとおっしゃっていましたが、実は何もしていません(笑)。宮沢賢治の作品は2本目ですが、キャスト・スタッフがみなさんで賢治の世界を作り上げてくれました。演技指導もしていないんですよ。小栗さんはもちろん忽那さんもすごかった!キャラクターを膨らませてもらいました。

MC:アフレコ現場はどんな感じでしたか?

小栗さん:最初、監督のことを怖い人だと思っていました(笑)。アフレコ現場で会ったら物腰がやわらかくてやさしい方でした。ブドリは幼いころから大人まで演じたのですが、具体的な演技指導はなく監督からは「いろいろやってみましょう」と言われ、やりながら「今の感じ、いいですね」というふうに進んでいきました。

MC:まだ、すこし手直しされるとか?

杉井監督技術的なところを少し。原作は昭和初期の作品ですが、今の時代でも読み取れることは多いですね。世界中の人に見ていただきたいよいテーマですから、丁寧に仕上げたいので、ちょっと手直しをします。

MC:ひと足早く作品をご覧になっていかがでしたか?

小栗さん:すごくメッセージがつまっている作品。絵もすごく綺麗です! これからグレードアップをするということで、さらにすごくなるんですね。

忽那さん:アフレコのときは絵が途中だったので、本編を見たとき、その途中過程を想像してみたりしました。また物語が虚構と現実を平行に進んでいくのがすごいなと思いました。

MC:柄本さんは今回、映画全体の語りも担当されておりますが、主人公ブドリの生き方をどのように感じられましたか? また小栗さんの声の印象はいかがでしたか?

柄本さん:さっきも申し上げたとおり、あまり考えていないですよね(笑)。小栗さんの声は、少年らしくさわやか。小栗旬さんの「旬」の声というやつですね!

MC:実は、本日の会見でもう一つサプライズをご用意しております。特別映像をご用意いたしましたのでご覧ください。

<特別映像>
※小田和正さんの「生まれ来る子供たちのために」をバックに本作のフッテージ映像が流れました。

MC:特別映像に流れていた曲、小田和正さんの「生まれ来る子供たちのために」が本作品の主題歌に決定いたしました! この曲は1980年、オフコース時代に発表された曲です。小田さんの全国ツアーでも歌われる予定です。さて杉井監督、主題歌に起用された理由をお聞かせいただけますか?

杉井監督:まさに曲のタイトルと詞の内容が映画のテーマと言えるもので、この曲を主題歌として使用したいと当初から考えておりました。

MC:小栗さんご自身が生まれる前の曲ですが、聴かれてみていかがでしたか? 

小栗さん:すごいとしか言いようがないです。本編を見てから聴くと、作品全体を集約しているようですごいです。この主題歌が流れるシーンは、自分の中でいろいろなことがフラッシュバックされる気がします。

<質疑応答>

Q:(小栗さん、忽那さんへ)本作は主人公の愛と勇気を描いた作品ですが、本作への出演を経て、何かみなさまの人生観が変わったりしましたか?

小栗さん:まだわからないです。自分の中で噛み砕いている途中なので、きちんと感じるのはもう少し先になりそうです。

忽那さん:ブドリの献身的な愛をメッセージとして強く感じました。

Q:(柄本さんへ)個性的なクーボー博士を演じられていましたが、イメージしたことはありますか?

柄本さん:だから何もないんです(笑)。原作を読んで、監督と話してその場の雰囲気でイメージした感じです。行き当たりばったりじゃないんですよ!

Q:(みなさまへ)宮沢賢治は岩手を理想郷としてイ―ハト―ヴと呼びました。みなさまにとって理想郷はどこですか?

小栗さん:(ムービーのマイクテストで)「小栗さんのマイクです」という声を裏からずっと聞いていて、「本当に僕はもう人間ではなくなってしまったんじゃないか、もう理想郷に来てしまったんじゃないか」と思いました(笑)。

忽那さん:外国で育って日本に来て住んで、その中間の国がないかなと思っています。

柄本さん:60歳をすぎたので、めぐりめぐって今この場所がいちばんの理想郷ではないかと感じています。

杉井監督:私も柄本さんと変わらない歳で、やはり自分がいるところが理想郷ですね。こうして映画も作れているわけですから。理想郷はどこか遠くにあるものではないですね。だから賢治も故郷の岩手を理想郷にしたんだろうと思っています。

MC:それでは最後に小栗さん、みなさんを代表をしてこの作品をどのような方に観ていただきたいですか?

小栗さん:すべての人に観てほしいです。日本人らしさが残っている作品ですので、自分たちの国のことを改めて考えていただければと思います。

以上

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◇映画『グスコーブドリの伝記』公開情報◇
・2012年7月7日(土) 丸の内ピカデリー他 全国ロードショー

<作品解説>
東北岩手が生んだ偉人宮沢賢治、その37年という短い人生に三陸沖地震を含む大きな地震や大規模な冷害に何度も見舞われている。それほどの厳しい環境でも、賢治は東北岩手を愛し、作品中に登場する架空の理想郷に「岩手」をエスペラント語風にした<イーハトーヴ>と名けている。

冷害にみまわれた東北の森を舞台に、厳しい自然と向き合う青年ブドリ。困難に直面した故郷と大切な人たちを守るため、ブドリはある決断をする―。原作発表から80年、「世界がどうあろうと、私たちはどう生きるべきなのか?」を強く指し示したブドリの物語は見るものすべてに限りない勇気と感動を与えてくれる。

<ストーリー>
イーハトーヴ森の木樵りの息子として両親と妹と穏やかに暮らしていたグスコーブドリは、森を襲った冷害のため家族を失くし、一人ぼっちになってしまいます。それでもブドリは、生きるために精一杯働き、やがて成長し火山局に勤めるようになります。

そこに再び大きな冷害が襲ってきました。あの悲劇を繰り返さないため、ブドリは決心します。両親が自分を生かしてくれ、工場長が自分を鍛えてくれ、火山局の博士が自分に教えてくれたこと、それは何のためだったのか。
そしてブドリはただ1人火山局に出かけていきます。みんなのために、自分ができることを行いに―。

<スタッフ>
○ 原作: 宮沢賢治(「銀河鉄道の夜」「風の又三郎」)
○ 監修: 天沢退二郎
○ 監督・脚本: 杉井ギサブロー(「あらしの夜に」「銀河鉄道の夜」)
○ キャラクター原案: ますむらひろし
○ 作画監督: 江口摩吏介
○ 音楽: 小松亮太
○ 制作: 手塚プロダクション
○ 配給: ワーナー・ブラザーズ映画

<声の出演>
小栗 旬、忽那汐里、柄本 明ほか

 

グスコーブドリの伝記 公式サイト:
http://www.budori-movie.com/

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